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「未経験から農の道へ」

農家になった卒業生の援農に行ってきました!Vol.1

2020年12月25日 イベント

農家になった卒業生の援農に行ってきました!Vol.1

~SHARE THE LOVE for JAPAN 2020 ~

 

アグリイノベーション大学校は大地にやさしい農業を応援している「SHARE THE LOVE for JAPAN(以下、STL)」に学びのサポートを頂いております。

今回は、STLでも開拓者として活躍中の「くさおか農園・田中真由美さん」の圃場に、AICで現在学んでいる受講生6名と一緒に援農に行ってきました(2020年11月21日実施)

田中さんはAIC6期生で2017年2月に卒業後、滋賀県長浜市にてお米、マコマダケ、クレソンを栽培されています。

▶STL くさおか農園・田中真由美さんのWEBサイト

https://sharethelove.jp/member/member_tanaka/

 

援農スタート

今回、援農の内容はマコマダケの雄株の掘り起しです。

マコマダケは、雌株だけしか収穫できないそうで、そのため雄株を掘り起して来年に補植するそうです。

 

圃場に入って作業開始

水が深い圃場は足が取られて大変です

マコモダケはイネ科です。畑はまるで田んぼのように水位がひざ下まであり、足を取られやすい圃場。ときには尻餅をつきながら、約1反、マコモダケの雄株の掘り起こしをやり切りました。

足を取られ、尻餅をついてしまった受講生

泥まみれになる状況にも関わらず、参加したAIC受講生は終始笑顔で作業されており、田中さんからは「みなさん作業が早い、すごい!」とお褒めの言葉をいただきました。掘り起こす雄株にはあらかじめ田中さんが目印を付けておいてくださり、それを掘り起こしていましたが、作業が進むにつれて、受講生自身で雄株を見分けて、掘り起こしてくれる方もいらっしゃいました。田中さんも「あの2人は任しておけば大丈夫」と信頼関係までできていました。

 

収穫の見分け方として、雌株にはマコモダケの収穫跡があります。雄株にはこれがありません。また、雌株に比べると雄株は葉が大きいことなどがあるそうです。

掘り起こした雄株を運搬し、余計な土を落としてトラックに積み込み、マコモダケの作業は終了となりました。

トラックに積む前に掘り起こした雄株の土を落とす
トラックに積み込まれたマコモダケ

クレソン畑の見学

クレソン畑の周りには獣害よけのネットが張られています

続いて、マコモダケの圃場から移動し、クレソン畑の視察をさせて頂きました。実際にクレソンを試食させていただきながら、「出荷はどうしているのか」「いくらで販売しているのか」など多数の質問をしました。

クレソン圃場は、獣害があるため、写真のように周りに囲い(ネット)を作っています。このネットを整備するだけでもでも、相当な費用がかかるということで、「皆さんはAIC卒業後、就農する際にはできるだけ獣害がないところを選んでください」とアドバイスを頂戴しました。最後に田中さんが栽培されたマコモダケをいただき解散です。

お土産のマコモダケ

 

AIC事務局アテンドスタッフより

今回援農受け入れをしてくださった田中さんからは「AICに入学して本当に良かった」と仰っていただきました。「農業のネットワークができたのもAICがあったからで、このように援農に来ていただいて本当に助かった]」と。

こうした仲間のつながりもAICがご提供する価値として事務局が大切にしていることです。卒業後もこうした繋がりを生かして、農業を楽しんでいただければと思います。


SHARE THE LOVE for JAPANでは、アグリイノベーション大学校現役生へのサポートのみならず、卒業して新規就農した農家の方を「挑戦者」として迎え入れ、自然に寄り添う農業をしたいという志をサポ―トしてくださっています。

https://sharethelove.jp

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