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「未経験から農の道へ」

農家になった卒業生の援農に行ってきました!Vol.3

2020年12月27日 イベント

農家になった卒業生の援農に行ってきました!Vol.3

~SHARE THE LOVE for JAPAN 2020 ~

 

アグリイノベーション大学校は大地にやさしい農業を応援している「SHARE THE LOVE for JAPAN(以下、STL)」に学びのサポートを頂いております。

今回は、STLでも挑戦者として活躍中の東京青梅市「繁昌農園・繁昌知洋さん」の圃場に、AICで現在学んでいる受講生5名と一緒に援農に行ってきました。(2020年11月23日実施)

繁昌さんは東京青梅市で有機野菜を栽培されており、持続可能な農業を目指してCSA(Community Supported Agriculture)の取り組みなどもされていらっしゃいます。

▶STL 繁昌農園・繁昌知洋さんのサイト

https://sharethelove.jp/challengers/hanjou/

先輩農家から学ぶ農業機械

繁昌さんの援農では、スナップエンドウの播種、マルチ張り、大根の播種、玉ねぎ定植、ナス・オクラといった夏野菜の抜根、マルチの片づけをお手伝いさせていただきました。

AICの実習農場ではマルチャーを実習内でなかなか使える機会がないため、機械でのマルチ張りに受講生は興味深々。そして繁昌さんがたやすく扱っているように見える操作でも、まっすぐ綺麗に張るのが大変ということを実感していました。最初はどうしても途中曲がってしまったりしてしまい、畝がまっすぐになりません。

機械の使い方を繁昌さんから学ぶ
実際にマルチ張りに挑戦

玉ねぎの定植では、風が強い畑のため、最初に定植した苗が風で根っこが土から出てしまっているところもあり、畑の中での畝の立て方、方角や風の向きなどの視点も学ばせて頂きました。こんなに細い苗が、立派な玉ねぎに成長する、改めて土や植物の偉大さを痛感します。

 

地域と生きる農業

今回参加の受講生は、半分以上が就農を視野に既に動かれていらっしゃる方々です。

昼食時も就農の必要な土地の見つけ方や、就農にあたって必要な機材の話、また販路の話などを聞かせていただきました。また、午後の作業前には、近隣に唯一残る温泉宿のご紹介もして頂き、地域で繁昌さんが取り組むCSA(Community Supported Agriculture)についてもお話頂きました。こちらの宿の玄関で野菜の販売なども行っていらっしゃいます。

ナスの片付けも大仕事

午後は昨年もお手伝いさせていただいた、夏野菜(茄子とオクラ)の抜根作業です。

野菜の抜根と聞いて簡単なイメージがあるかもしれませんが、ナスなどはかなりしっかり根を張るため、抜根もなかなか一苦労です。オクラは思いのほか、簡単に抜くことができ、事務局と繁昌さん入れた7名であっという間に撤去することができました。

皆で黙々と抜根作業。手前は抜いたオクラです

 

しかし、実は大変だったのがここからでして、抜根した後のマルチもはがさなくてはいけないのですが、こちらが深く固い土に埋まってしまっており、はがすのにはシャベルで掘る人とはがす人に別れて連携作業で撤去しました。

マルチをはがすのが大変。土まみれになりながら撤去しました

最後は、もう一か所別の圃場を見せて頂き、お土産にカブを頂いて解散となりました。

 

AIC事務局アテンドスタッフより

昨年に引き続き、今年も援農にお邪魔させて頂きましたが、毎回とても丁寧な指導と、分かりやすい説明をしてくださり、本当に感謝です。ご自身の農業だけでなく、青梅・岩蔵温泉といった周辺の地域の方々と連携しながら、地域の活性化にも取り組んでいらっしゃる姿は、持続的な農業とは何かを考えるきっかけにもなりました。


SHARE THE LOVE for JAPANでは、アグリイノベーション大学校現役生へのサポートのみならず、卒業して新規就農した農家の方を「挑戦者」として迎え入れ、自然に寄り添う農業をしたいという志をサポ―トしてくださっています。

https://sharethelove.jp

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