未来の農業をつくる学生向け研修

事業の特徴

農業に興味のある学生の皆さんが、将来ご自身で経営を始める時に役立つ
「経営力」や「考え方」を身に着けることを目指した研修です。

1.実践者からノウハウを学ぶ

若手&ベテラン農業経営者や農業界に精通した方から、学校の授業ではなかなか聞くことのできない実践的なお話を伺い、社会に出た時に役立つノウハウや経営感覚を学びます。

2.全国の学生とつながる

グループワークや交流会を通し、“同年代はどんなことを学び、将来について考えているのか?”を知り、自分に足りないものやより伸ばせる部分を発見したり、将来の仲間を見つけよう!

募集対象者

  • 農業大学校の学生
  • 農業を学んでいる大学生・大学院生
  • 農業を学びたい概ね40歳以下の若者 (*学生の方を優先します)

実施の流れ

  • 2022年7月から翌3月までの実施スケジュールです。
  • 単発でも複数でも、どの回に参加してもOK!
  • 各研修の詳細やお申込み方法は以下よりご覧ください。
実施の流れの図

研修・交流会の詳細

集合研修 【リアル&同時配信】

2022年7月に東京・12月に大阪で開催しました。
当日は様々な農業経営者等より講義をいただき、経営のノウハウや、6次産業化の取り組みと実情、スマート農業、地域との関係性、など様々な角度から農業を学ぶことができました。 現在、研修日当日の講義を限定公開にて配信中!
「アーカイブ研修」よりお申し込みください。

講師情報

蓜島 ⼀匡 蓜島 ⼀匡 氏 合同会社Amahoro 代表社員
  • 集合研修〈夏〉
  • 集合研修〈冬〉

米国CTI認定 CPCCプロフェッショナルコーチ ® 東京都出身。水産商社にて原料調達・商品開発・販売を担当。その後、宮崎の農業生産法人を経て、セカンドハーベストジャパンのスタッフに就任。東日本大震災後は先遣隊として仙台入りし、国内外の物資のコーディネーター、一次産業の再建、地域再生に従事する。 現在は、農業現場の多岐にわたる課題解決を軸に経営者、学生向けにコーチングスキルを活かした研修事業を行う。

佐川 友彦 佐川 友彦 氏 ファームサイド㈱ 代表取締役
  • 集合研修〈夏〉
  • 集合研修〈冬〉

東京大学農学部、同修士卒。外資系企業を経て2014年より阿部梨園に参画。代表阿部の右腕業を務め、大小500件の業務改善を実施し、小規模ながらスマート経営を実現した。その改善ノウハウを「阿部梨園の知恵袋」としてオンラインで無料公開している。現在はファームサイド株式会社を起業し、講演活動や経営支援で各地を周り、農家の経営改善運動を全国へ展開中。現場への深い理解には定評があり、クリエイティブで本質的な課題解決を本領とする。著書『東大卒、農家の右腕になる。小さな経営改善ノウハウ100』(ダイヤモンド社)

丸田 洋 丸田 洋 氏 ㈲ 穂海農耕・㈱ 穂海・㈱穂海耕研 代表取締役

東北大学工学部機械航空工学科卒業後、ガスタービン発電機の開発、スキー場勤務を経て、2005年に就農。同年、(有)穂海(現:㈲穂海農耕)を設立。水稲栽培と作業受託業を行う。
2011年には集荷・販売業務を行う(株)穂海を設立。就農当時から工程管理の必要性を感じ2007年、(有)穂海農耕にて日本で初めてJGAP団体認証(穀物)を取得。現在はASIAGAP穀物Ver.2.3認証農場でもあり、丸田自身もASIAGAP上級指導員として活躍。
2021年10月には、農業経営支援を中心としたコンサルティング会社(株)穂海耕研を設立。これまで培ってきた経営ノウハウを活かし、全国の農業経営者へ指導を行っている。

高橋 佳奈 高橋 佳奈 氏 みのり農園 経営者

滋賀県生まれ。前職では金融の仕事をしていたが、その法人が新規事業として農業部門を設立したことをきっかけに3年間農業に従事。種から作物が育つ過程に感動し、生涯の仕事にしたいと思ったことをきっかけに農業を志す。
2013年、元料理人で食に興味のあった夫とともに、地元の滋賀県にて新規就農。現在、年間約200種類の作物を、栽培面積5反の畑で生産。化学合成農薬・化学合成肥料を使用しない農業に取り組んでいる。
2017年には念願だった農家レストラン「sato kitchen」を設立。創業資金は青年等就業資金を活用し、クラウドファンディングで多くのファンを集めた。また、これまで新規就農希望者の畑見学の受け入れ等も行ってきたが、2020年からはコロナ禍の状況を鑑み、畑の様子を発信することを目的に公式YouTubeチャンネルを開設。様々な情報発信にも取り組む。

四位 栄介 四位 栄介 氏 有限会社四位農園 代表取締役社長

四位農園の所在地は宮崎県小林市。栽培に適した南九州の山間部にある。
作付面積500haを超える自社農場で、適地適作、適期適作の考えの元、年間8,000トンの野菜を生産から冷凍・乾燥加工までワンストップで手掛けている、国内最大級の冷凍野菜生産法人である。
土にこだわり、環境にやさしく、作り手にもやさしい、野菜作りに取り組んでいる。また、お客様のニーズに合わせた野菜のオーダーメイド栽培加工もしている。
野菜のほかにも、有機栽培茶の生産や、より美味しい野菜づくりの為に完熟たい肥も生産している。
取得認証:JAS有機認証、エコファーマー認定、ISO22000 認証、GLOBAL G.A.P. 、ASIAGAP

井上 信太郎 井上 信太郎 氏 株式会社 善兵衛 代表取締役

和歌山県湯浅町生まれ。和歌山大学観光学部を卒業し、都市農村交流施設「秋津野ガルテン」にて農業研修とグリーンツーリズム事務局を経験。
2016年に紀州柑橘善兵衛農園の七代目として親元就農し、2021年の法人化を期に代表となる。
栽培だけでなく発信や交流を大切に農業経営をしている。また空き民宿を利活用したコミュニティスペースを地元の仲間とつくり、県内外の関係人口を増やす活動も行う。

弓削牧場 関 麻子 氏 弓削牧場「チーズハウス・ヤルゴイ」 統括 弓削 忠生 氏 弓削牧場 代表

1970年より兵庫県神戸市で酪農業を営んでいる弓削牧場。周囲は宅地造成により住宅街 となったが、「できるかぎり牛の生態に合わせた健康的な飼い方を大切にしたい」という想 いのもと、ストレスフリーな飼育による都市型酪農を営んでいる。

忠生氏が酪農を継承したのは1983年の頃。乳価低迷を打破するため、当時日本では珍し かったナチュラルチーズの製造に取り組む。1987年には「チーズハウス・ヤルゴイ」を設 立、ナチュラルチーズの食べ方を提案した。現在は、娘の麻子氏(結婚し苗字が変更)がレ ストランを統括している。

2012年から始めたバイオガスへの取り組みは現在ミニバイオマスユニットとして神戸大学との共同研究で進めている。また、そのガスを牛舎やビニールハウスの保温、搾乳ロボットの温水用として利用している。加えて、ガス生産により生じる液体は肥料になるが、その肥料で有機JASの資材認証を取得。場内でハーブや野菜栽培、果樹などに使用。農薬や化学肥料を使用しない栽培での米作りも実現。液肥は神戸市内外の農家に向け販売。地域を巻き込んだ資源循環にも取り組む。

アーカイブ研修 【オンライン】

「集合研修」の様子をオンラインにて配信中。当日の振り返りをしたい方や、参加ができなかった方は、ぜひご覧ください!

研修概要

  • 視聴は「YouTube限定公開」にて配信予定です。お申込みいただいた方へURLをお送りします。
  • 参加費は無料です。
  • 「集合研修」のうち、グループワークや非公開の講義など、配信をしないコマもございます。予めご了承ください。
  • 「講義の動画を学校の授業に使いたい」等のご希望がある教職員の方は、個別に対応いたします。最下部に記載している「お問合せ」までご連絡ください。

開催日程

2022年8月~2023年3月

* 詳細な日程や受講方法等は、以下の「詳細・お申し込みはこちら」よりご覧ください。