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「その後、どうですか」
現役生ブログ|ニンジン・枝豆のその後。そして秋冬野菜の播種・太陽熱消毒に挑戦!
2020年12月3日 学校のこと
アグリイノベーション大学校現役受講生が日々学ぶ様子を赤裸々にお伝えする「現役生ブログ」第五弾!
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皆さんこんにちは。10月に入りすっかり秋ですね。いかがお過ごしでしょうか。季節が秋ということは、、そうです。秋冬野菜の播種の時期です。今回は夏前に播いたニンジン・枝豆のその後をお伝えしつつ、秋冬野菜として播種した三つ葉・春菊・玉ねぎ、そして、遅れて挑戦してみた太陽熱消毒の話をしたいと思います。
ニンジン・枝豆のその後
前回、草取りと間引き以外は特に手がかかりません、と紹介したニンジンですが、播種したのが6月末ですので、早くも4ヶ月近くが経ちました。
1ヶ月前の時点(9月)で、間引いたニンジンも食べれるくらい成長してましたが、その後をご紹介しましょう。
下記の写真の通り、かなり育ってきました。実習でお世話になっている埼玉農場では、発芽に苦戦している話がありましたが、こちらではそういった苦労は幸いありませんでした。
きっと大きなニンジンが育っているのだろうな、と期待で胸が膨らみます。
さあ、収穫だ!と思い、引っこ抜いてみた結果がこちら。
うーん。。葉っぱの迫力の割に、実がイマイチですね。。
サツマイモでいう、つるぼけみたいな現象なのでしょうか。ちょっと残念です。
枝豆はどうでしょうか。9月中旬時点では、実がなっているものの、膨らみがまだまだでした。
9月中旬時点ではこんな感じでした。
防虫ネットに守られて、葉っぱの虫食いは抑えられているような気がします。
この時点(9月15日)で食べようとしたものの、まだまだでした。
この時点から1ヶ月が経って(10月11日)収穫した結果がこちらです。
かなり実が大きくなっていることが分かります。先月(9月)時点では、若干不安になる実の薄さでしたが、焦る必要はなかったようです。
風呂上りに、塩茹でして、ビール(ノンアルコール)とともに頂きました。
冷凍の枝豆にはない、豆らしい味があって美味しかったです!
秋冬野菜の播種
季節も秋。ということで、葉物に挑戦です。まずは、春菊と三つ葉から始めてみました。驚いたのはその成長スピードで、2、3日で芽が出てきました。
そしてさらに1週間ほど経つと、もはや間引きが必要なレベルです。
間引こうとしたところ、ゴワゴワしててやりづらいです。
散髪する気分で、ばさりと間引きました。
間引いて収穫した春菊、三つ葉でも、十分食べることができます。
ブロッコリー、トマトとともにサラダにして美味しく頂きました!
今後の成長にも期待です!
加えて、玉ねぎにも挑戦です。玉ねぎは、春の実習で、「バタバタと倒れ始めたら収穫」と教わっていました。その頃から、秋になったら植えたいなー、と思っていたところです。
苗からと種からの両方でトライしてみました。
玉ねぎ用のマルチを購入。畝の奥の方、マルチがかかっていない部分には種を植えてみました。
苗を植えた直後はすぐ倒れそうで頼りない感じでしたが、時間が経つと安定してきました。
種から始めた方も順調です。
鉛筆くらいの高さになったら、マルチの方へと植え替え予定です。収穫は来年の春になるそうで、生育期間が長いのがなんとも待ち遠しいですが、その過程もまたこのブログでご報告できるかと思います。
太陽熱消毒に挑戦
ところで、8月の実習では太陽熱消毒を学びました。太陽の熱を使って、雑草の卵や害虫を駆除するというものです。その結果、雑草の管理が不要になり、かつ、土壌改良にもつながる、ということでやらない手はありません。牛糞堆肥、有機質肥料(油粕を使いました)で施肥を施した後、熱が通りやすくなるよう水をかけ、その上に透明マルチをかけます。
失敗だったのは、太陽熱消毒を実施したのが9月の頭になってしまったことです。1ヶ月前に実施すればもっと日差しが強かったのに、暑さにやられてなかなか作業にとりかかれませんでした。
とはいうものの9月の日差しでも、触ってみると、かなり熱いです。
3週間ほどおいて、そろそろ剥がす時期です。目安の積算温度800度には届かなかったかもしれないので、来年はもう少し早く始めることにします。
マルチの上にかかっている土が畝に戻らないように、真ん中を切って、両サイドへ剥がしていきます。
剥がした後の畝をみてみると、サイドに苔が生えており、そこから雑草が生えていました。
やはり、9月の日差しでは弱かったようです。
9月の日差しで太陽熱消毒された畝に今後雑草は生えてくるのか、植えた野菜の生育はどうなるか、次回以降でお伝えできればと思います!
アグリイノベーション大学校 関東14期(2020年3月入学)
久保田 恵太郎さん
満員電車通勤歴約10年、ミレニアム世代のサラリーマン。両親・祖父母も農家ではなく、農学部出身でもなかったが、結婚後妻の実家のある埼玉県入間市に住み始め、妻の親戚の畑を手伝うようになったことから農業に興味を持ち始める。また、息子の通う特別支援学校の保護者会で、障害者の雇用機会確保が課題だと知る。近い将来、兼業という形から就農し、将来的には農業において息子や息子とおなじ環境にある人達に働く場を提供することを目標としている。
SPECIAL THANKS
アグリイノベーション大学校を運営する株式会社マイファームは、新たな担い手が農業への挑戦をスタートすることを応援するために独自の奨学金(給付型)を設けています。
当ブログでは、将来的に新規就農または親元就農を視野に入れ、大地にやさしい農業を応援している「SHARE THE LOVE for JAPAN」の支援のもと、当校で学んでいらっしゃる受講生の学びを発信させて頂きます。